少々紹介が遅くなりましたが、
アシスタントリーダーの石野のりひさが、
今年初めから、3ヶ月間の予定で
ロンドンに技術留学をしています。
彼は技術志向の強い人間だが、
(五人兄弟の次男坊という生まれ育った環境もあってか)
そういう人にありがちな、ワンマンな感じではなく、
上にも下にも周りにも気を遣える
心優しい、純な男です。
その彼が、ロンドン行きを希望したのは、
去年の9月だったと思います。
「今の時代にロンドンにいったからといって何が通用するとも思わない。
店に迷惑がかかることも、わがままだということもわかっている。
けど、どうしても行って実際に見てみたいという気持ちが消えない・・。」
それを聞いた僕は、
「自分の中で、なにかをしたいという気持ちがあるのなら、それを大切にしろ。
後悔はするな。しっかり準備しろ。」
というようなことを伝えた。
自分でもびっくりするぐらい器を感じる、先輩としての言葉だったと思うが、
同時に悔しさもありました。
突き抜けようとするスタッフにケアできない現状。
物足らなさを感じさせてしまうレッスン内容とスケジュール。
彼の出た行動は、
前向きにやっていても追いついていない今のお店の実力をあぶりだしたような気もしました。
しかし、救われたのは(これは僕のエゴだが)
「そして、もし許されるなら、ここに帰ってきたい」
という彼の言葉でした。
もちろん
「そんなの勝手だ」
とか
「他のスタッフからみればただの長期休暇じゃん」
とかいう意見がでてもおかしくない。
でも、結局そういう意見も空気も一切でてきませんでした。
むしろ逆。
井上愛は、
「石野さんの分まで私頑張りますから!」
と言ってくれた。
嬉しかった。
彼の自分の気持ちに素直な行動が、
今、いろんなことを気付かせてくれている。
「やりたいことを、周りに感謝しながら、あきらめずにやりきる。」
それが、夢と現実のギャップを少しでも少なくするコツだな、と思うし、
周りの人を幸せにするコツだなと思います。
先日ロンドンからメールが届いたので添付します。
前田 さんへ
ありがとうございます。
KaLe
石野のりひさ、ガンバレー
コメント
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