表現の手前
メゾンの住人のみなさんへ
美容師は、表現するから表現者です。
社会的交換価値(=ニーズ、需要)に、ただ「合わせる」だけの仕事は、表現ではない。
情報は必要だけど、現象の対策に追われるだけが仕事では、
個人も集団もどんどん疲弊していくし、経験的にろくなことはない。
だいいち、おもしろくない。
業界がこうだから、他者がなんとかだからは、
気になる。とても。人間だから。
それはそれで置いといて、
また別の脳でね、
今の自分と、理想の自分の間で問い続けることが、
表現の準備として、一番大切だと思いますよ。
自分と、自分の理想とする自分の間を、何往復できるか。
だから、
理想の自分の姿をイメージすることを、途中でやめたらだめです。
デッサンの「程度」で終わってる人いるから。
と、偉そうなことをいいつつ、疲れたり飽きたりして途中でやめたり、
「また今度考えよ~」みたいなことを僕はよくやります。
人間ですから。
そこから粘ってますけど。
イメージして、往復してみて、やっと、
表現への 距離感みたいなもの がつかめるんじゃないかなー、と思っています。
3Dで カラーで。