僕は、中学の3年間、
野球部に入っていた。
2年生の夏にレギュラーになり、
ポジションはサード、打順は7番(渋い!)。
野球は面白かった。
打球が飛んできた瞬間のドキっ!と感。
エラーした時の意心地の悪さや、
逆シングルで出したグラブにボールが吸い込まれた時の感触。
バットの芯でボールをとらえた時の感触。
キャッチボール(一番好きです)。
etc....
ある秋の公式試合、
フォアボールで出塁した僕に、
一度だけ盗塁のサインが出たことがあった。
「えっ!? 俺が!?」と思った。
今までそんなリスキーなサインを出されたことは無かったし、
足の速さはチームの中でも中の中でしたから。
マジで!?と思うのと同時に、
めちゃくちゃ嬉しかったことを憶えている。
そのサインは「・・・行けたら行け!」とゆうものだったから。
監督の「タイミングはお前に任せる」とゆう
信頼と期待を感じた。
「よっしゃいったる!」と自分が燃え上がるのがわかった。
それは相手ピッチャー(左投げ)にも伝わったようで、
結果は牽制アウトだったけど、
でも、
「行けたら行け!」とゆうサインは僕にとって嬉しかった。
それまでに出されたどんなサインよりも心が躍ったことを、
鮮明に記憶している。
だから、今度そのサイン出してみよ。
秋が深まると思い出すあのサイン。
「行けたら行け!」
でも、
あの牽制球、
絶対ボークだったと思う。
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