Asa festoon のライヴに行ってきた。
8年ぶりとなるアルバムリリースを記念しての
スペシャルライヴ。
本当に素晴らしい音づくりで
最上の解放感まで貰ったけれど
彼女は「いばらの道だ、相変わらず」と言っていた。
ミュージシャンとして
自分の音楽を表現し
なお、それを続けていくということが
本当に難しい時代なんだろうなぁと
素人ながらに感じるし
彼女にとってもそれは現実として振りかかっていることだと思う。
それでも自分の音楽を追い続けることが自分が生きていくということだと
全てのリスクを引き受ける覚悟を決めているように映る。
自分の音楽をやり続けるために犠牲にしているものはなんだろうとか、
歌を歌う瞬間というのはその人生の中で何分の1なんだろうとか、
どれくらいの妥協なら許すようにしているのだろうとか、
そのストレスはワインを飲めば流れるくらいのものなのかなぁとか、思うし
彼女の理想とする音は
多分彼女の中にしかなくて
それを奏でるためにやらなければならなかったこと、
我慢しなればならなかったこと
闘わなければならなかったことは
沢山あると思うけれど
ライヴの瞬間は
そんな興味本位な想像や問いを木端微塵に砕くくらいに
その音楽は凄い。
本当に凄い。
Asa festoon のライヴが
世界で一番好きだ。
漆黒〜Shikkoku〜 Release Special Live
Asa (Vocal) 杉本智和 (Bass) 樽栄嘉哉 (Piano)
*Guest:和佐野功 (Percussion) 清水勇博 (Drum)