「伸び悩むスタイリスト」が
今、結構いる。
それは 「開いていない」ということなんじゃないかな。と思う。
前回からの続きです。
「伸び悩むスタイリスト」に共通していること。
閉じていることで、身を守ろうとしているというか、
開くことで、傷つくことを恐れているというか・・・。
まあただ単にめんどくさいだけかもしれないけど。
具体的にいうと、「伸び悩むスタイリスト」は、
店以外に本人が持っているコミュニティが、極端に少ない。
そういう人は、コミュニケーションの渦みたいなものに
場慣れしてないからかな?
他人(お客さま)とずれている場合が多いし、
空気が読めないというか、
先述の「負のスパイラル」に1人で勝手に入りやすい。
お客さまの期待を犠牲にしながら。
しかもそこに目を向けようとせず、
自分を責めることで終わらそうとしている。
だから人が集まる場所(たとえばクラブとかバーとかね)に行けばすぐ
コミュニティが作れるかっていうとそうじゃなくて、
そういう人っていうのは、数いる人の中から
信頼するべき人を見抜く能力 以前に、
「人って本来信頼するべきもんだ」という気持ちが
少々足らないような気がするのです。
確かにお客さまというのは、
期待を持っていらっしゃるわけだけど、
その期待に応えようと、受身になってることが、
その行為を自分で頑張ってる状態とみなしてしまうこと自体が
ずれているんじゃないでしょうか?ね?
お客さまに信頼してもらう前に、
まずは自分がお客さまのことを信頼すると。
そこから初めてなにかが始まるんだと。
目の前のお客さまのことを信頼するって
どういうことなんだろう?とその都度自分に問うと。
そういうことをしないまま、
接客マナーとか、接客のテクニックとか、
「売れるスタイリスト」とかの勉強したって
それはただの方法論でしかないから、身にならんと思います。
だいたいそんな方法論で、お客さまからの信頼を得ようとしている人がいるとしたら、
まったくそれはナンセンスというか、
それこそ信頼を前提とした期待を持って来店してくださるお客さまに対して無礼だ。
まず、立つべきところに立たなあかん。
「伸び悩むスタイリスト」というのは、
はっきり言って、受身です。
受身が楽だから、人のせいにできるから、そこに居つづける。
「伸びるスタイリスト」として、
「美容師」として、立つべき場所を間違えているんじゃないか?
Rideau chambre のJrスタイリスト達。
お客さまの期待に応えようとする前に、
まずは自分がお客さまのきれいになりたい気持ちをを信頼していますか?
相手を信頼しようとしていないのに
相手からの信頼を得ようとすることは、
とても罪なことだと思います。
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