NYへ行って感じたことのひとつ。
人が動く(動きたくなる)仕組みがはっきりとあるな~ということ。
要は実力主義、成果主義、資本主義、ということなんですけど。。。
日本と違うとこは、
「徹底的に」というとこかな。
とにかく、「徹底的」な資本主義の凄さはこんなにもかー・・と思った。
一スタイリストの月収が800万なんて日本では考えられない。
カット料金が7万円なんて日本じゃありえない。
需要があることがすべてだけど。
結果を出せば出すほど、生活のステイタスは上がっていく。
どんどん上がっていく。
これだけやればこれだけの生活ができる、というラインが明確で、
現状より上のモデルもリアルにいる。
階級社会でもないから、上と下が交わる機会もある。
そして、ネゴシエーション次第で生活レヴェルも変わる。
ヘアスタイリストとして、技術が拮抗しているとしたら、
その優越はプレゼン能力で完全に決まる。
職人気質という価値観は、バランスが良くないという価値観に等しく映る。
そんな( 日本から見ると)独特な環境のなかで成功している人(勝ち続けてきた人)が、
こんなことを言っていたので、とても興味が湧いた。
「今まで、勝った者と負けた者がいて、ただそれだけだったんだけど、
これからは勝った者が負けた者をフォローしていかないと、
この国のこの業界はダメになると思う」
それって(ちょっと前の)日本じゃん。
反面、
今、日本は美容業界に限らず、実質的な実力主義、成果主義に、
急速にシフトしていこうとしている(ように思う)。
だから?
と聞かれると、
「おもしろいことだな~」としか言えませんけど。
ここにいて感じる動き具合が、海外の人の感じ方と比較すると、
ぴょんと立体になった感じがしてとてもおもしろかったです。
行かせてくれた住人のみなさん、
今回、僕はこんなことを感じました。
行かせてくれて、ありがとう。
また行かせてください。
(次は俺もPARISへ・・・。)