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椅子がある。
自ら照明を落とし、ながめる。
幼少の頃の寂しさを思い出す。
ざわつく気をしばらくやり過ごす。
外を走る車、換気扇、冷蔵庫の電気音が耳に入る。
それがやがて静まる。
かわりに、頭の中でジムノペディが流れる。
過去にその椅子に座ってきた人々を想像する。
入れ替わり、立ちかわる。
やがて、愛する人が座る。
足を組み、首を優しくかしげる。
話しかけられる前に、
自ら照明を点ける。
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